ドラクエ9セリフ集

09.ツォの浜

登場キャラクター

  • サンディ

  • オリガ

  • トト

  • 魔物

  • 幽霊

ツォの浜

もともとこの浜はまずしい漁村だったんだ。
だけど大地震のせいでますます魚がとれなくなってしまって みんな大変な思いをしたんだよ。
なかでもオリガはまだ子供なのに親父さんを亡くしてたったひとりになってしまってね。
けどそんなとき浜で泣いてたオリガの元へぬしさまが現れて。以来 毎日 魚をくださるんだよ。

あのねぼく見たんだ。嵐の日に流れ星が海に落ちてったんだ。ほんとだよ。

浜辺

これから何が始まるかって?
これからオリガがお祈りを始めるところさ。まあだまって見てな……。

ぬしさまのおかげで わたしたち ほんとに助かってるんです。
それにオリガもお父さんを亡くしたばかりで大変なのによくやってくれてますよ。

(村長)おや……旅の方ですかな。すみませんが どうか さがって見ていてくだされ。

少女は海を見つめて一心に祈っている。ナインには気がつかないようだ。

こら!バチあたりな!!オリガのジャマをすんじゃねえだよ。


おおっやっと始まるぞ!

……ぬしさま。海の底よりおいでください。
どうか あたしたちに おちからを。ツォの浜のため海のめぐみをおさずけください。

(地震が起こる)

なになに?ねえなんなのよ?

来たぞ!ぬしさまだ!!

(クジラのしっぽがあらわれ、水しぶきがあがる)

きゃっ!!

イヤッホー!きたぞっ魚だ!

ちょっ……冷た……ほんっとサイアクなんですケド!
なんなの?今のでっかいの?あの子が呼んだってワケ?


(村長)ありがたやありがたや……。今日もまた なかなかの ごちそうが用意できそうですぞ。
しかしまったく ぬしさまはオリガのどこがお気に召したんでしょうな?

こないだの大地震の日この浜はひどい嵐になってね。
漁に出ていたオリガのお父さんは船ごと海に飲みこまれてしまった……。
お父さんとふたりきりだったオリガはひとりぼっちになってしまって……。
そんなオリガをあわれんだのでしょう。その頃からぬしさまがこうして浜にいらっしゃるようになったのよ。

ぬしさまはこのツォの浜でずーっと大昔からまつっていた海の守り神さまなんじゃ。
まさかこうして日々お姿を見れるようになるとはわしゃ考えもせんかったよ。


ねえ……オリガ。もういっぺんだけ ぬしさまを およびしとくれよ。
うちにはケガした亭主がいるんだ。これだけじゃ足りないんだよ。

で でも そんなこと……。

ねえ……たのむよオリガ。もういっぺんだけでいいんだ。ぬしさまをおよびしておくれ。


あ!あなたは旅の方ですか?あのっ夜になったら あたしの家に来てくれませんか?
浜の東にある小さな家です。お聞きしたいことがあるんです……。

浜辺(夜)

(おばあさん)
おお……旅人よ。死んだこのわしが見えるというのかね……。
見たろう?この浜の病んだ姿を。あのぬしさまと呼ばれている者はだんじて海の守り神などではない……!
かわいそうに。あのオリガという者は得体の知れぬあの生き物にとりつかれているのじゃ。
たのむ旅人よ。あのオリガという娘を守ってやってくれ。今によくないことが おきるぞ……。

村長の家

ぬしさまが来るようになってから ぜんぜんオリガとあそべないんだ。
いつもつかれてるみたいで ぼくオリガが心配だよ。

オリガの家

あっ!旅人さん!
よかった。ずっと村の外からだれかが来るの待ってたんです。あたし……

(村長の付き人)
オリガ!入るぞ!!
ん?なんだお前は。見かけない顔だな。
……まあいい。来なさいオリガ。村長さまがお前をお呼びだ。

あっはい!

ごめんなさい。せっかく来てもらったのに……。あたし行ってきます。

村長の家

(村長)……オリガ。もうお前の父が行方知れずになったあの嵐の日からずいぶんになる。
きびしいことを言うがお前の父は死んだのだ……。もう浜に戻ることはあるまい。
だからな……オリガ。うちの子にならないか?

パパ……。
そうだよオリガ……それがいい!ひとりぼっちなんて さみしいよ。

(村長)息子のトトとお前は仲もいい。ワシはお前を娘のように思っているのだ。
お前は本当によくがんばった。もうじゅうぶんだろう。

………………。
ありがとうございます。すこし……考えてみます。
あの。じつは あたしもお話したいことがあったんです。
村長さま。あたし もうこれ以上ぬしさまを お呼びしたくないんです。

(村長)オリガ……。

あたし こんなくらし なんだか まちがってる気がするんです。だから……

(村長)バカなことを言うでないぞ!そんな話今さら村の者がなっとくするわけないであろう?
それにお前はどうするつもりだ?村のために他に何ができる?

それは…………。

(村長)まあよい。今日は一度帰りなさい。お前もつかれているのだろう?な?

…………。

(オリガが立ち去ろうとしてナインに気づく)

あっ……旅人さん。
聞かれちゃったみたい……ですね。でもちょうどよかった。あたしの家まで来てくれますか?

オリガの家

海の神さまに甘えきってしまうなんていけないことだわ。
なのにだれも耳をかしてくれない。村長さまだって……。
でも村のことに関係ないあなたにならきっと話を聞いてもらえると思ったんです。
教えてください。あたしたちの こんなくらし……やっぱり まちがってますよね?

  • >はい

    そう……そうですよね!あなたならそう言ってくれるんじゃないかって思ってました。
    あたしもう一度村長さまにぬしさまを呼ばないって言ってみます!

  • >いいえ

    そう……そうですか……。旅人さんがそうおっしゃるならあたしの考えすぎなんですね。でも……

……あっ!ごめんなさい!しゃべってたら すっかり おそくなっちゃった。
とにかく今日は夜もおそいですしどうか泊まっていってくださいね。


(>はい を選んだ場合)
ねえナイン……起きてる?
あんたムセキニンなこと言っちゃって。これでオリガが村からハブンチョにされたらどーすんのさ。
たしかにあの ぬしさまってヤツ なんてゆーか よくないかもしれないよ?
でもサ……どうする気?あんたこの村のことに関わるの?

(>いいえ を選んだ場合)
ねえナイン……起きてる?
あんたは気にしてないみたいだけどサ。あのぬしさまってヤツなんてゆーか……よくないよ。
べつになまけちゃダメとかマジメなこと言うつもりはないケド アタシのハートがそう告げてんのよね。

浜辺

なあオリガったらどうしたんだ?お祈りの時間だってのに家から出てこねえんだよ。
ってオリガは家にはいねえだって?だったらいったいどこに行っちまったんだよ?

オリガもかわいそうにのう。あの子の父親は嵐の夜に漁に出てそれきり帰ってこないのじゃ。
気のどくじゃがもはや助かっているとは思えん。なのにあの子は……。


あのねオリガがうちにきてやっぱりもうぬしさまを呼びたくないって言ったんだ。
そしたらパパすごい怖いカオしてオリガをこの先の岩場につれてっちゃって。
ねえ……!ぼく なんだかすごく いやな予感がするんだ!オリガとパパを追いかけて!

プライベートビーチ

(村長)どうだきれいな場所だろう?ここならお前もおちついて話ができると思ってな。

…………。

お前はこのところ祈ってばかりでつかれてしまったんだな うん……うん。
しかたがない。浜でお祈りするのはもうやめよう。
村人にはワシから言っておいてやろう。ぬしさまをお呼びするお前のちからは消えたと。

村長さま……。

それでだなオリガよ。これからお祈りはこの岩場でこっそりとしようではないか。
海の底にはサンゴやしんじゅ……沈んだ船の財宝もあるだろう?
お前ならばそれをぬしさまに持ってきてもらうこともできるのではないか?

財宝……?村長さまいったい何をおっしゃっているんですか……?

おお オリガ……あわてるでない。たまにでいいのだ。お前が気が向いた時でいい。
そうしてくれればワシらは豊かで幸せにくらすことができる。

豊かで……幸せ?

そうだ。約束しよう。だからもう帰ってこない父を待ち続けるのはやめなさい。
これからはワシがお前の父親になろう。

ちがう……!やめて!あなたは あたしのお父さんなんかじゃない!
あたしのお父さんは……!!

(地響きが起こる)

ナイン……!

(ぬしさまが出現する)

おお ぬしさま!よくぞいらっしゃいました!!
ほらはやく祈りなさい!ぬしさまに財宝を持ってきていただくんだ!

(ぬしさまが咆哮し、オリガを飲みこむ)

ヒッ!!
ぬ ぬしさま……!?

ちょっと!ヤバくない!?


(村長)おいっお前だれの許可を得てワシのプライベートビーチに!
いっいやっ……そんなことは どうでもいい!たのむ!助けてくれっ!!

(戦闘 → 勝利)


(ぬしさまが倒れ、口からオリガが出てくる)

あたし……なんともない……。
旅人さん!おケガはありませんか?

(ぬしさまが立ち上がる)

キャ……!!
やめて!ぬしさま!!この人には手を出さないで!

オリガ……そのものは村長の手下ではないのか……?

……!その声は……?

(ぬしさまの頭上にオリガの父親の幽霊が浮かびあがる)

おとう…さん……?
お父さん!!!

な……なな……!?

なに?ちょっとどーゆーコト?

(オリガの父親)
旅人よ申し訳ないことをした。怒りで私はどうかしていたようだ……。
オリガ……つらい思いをさせてすまなかった。
あの嵐の晩……海に投げ出された私のもとへ黄金の果実が降ってきたのだ……。
うすれゆく意識の中それを手に私は浜に残したお前を想った。
まだ小さいお前がこれからどう生きていくのかと……。
そしてあの時私はたしかに死んだ。だが次に目が覚めたとき……
私はこうしてこの姿でよみがえっていたのだよ。

そんな……そんな……。

私はお前が生きていくために浜に魚を届けていたのだ。
だがいつしかお前の元に人々がむらがるようになっていった……。
だまって見ていたがもうここまでだ。行こうオリガ。こんな村は捨てて遠くへ行こう。
これからもずっと私がお前のめんどうを見てやる。何も心配はいらない。

お父さん……。
だめだよ そんな。そんなのは よくない。
あたし……浜で漁を手伝うよ。
自分でちゃんとはたらくの。お父さんの仕事ずっと見てきたもの。全部おぼえてるもの。
あたしはお父さんの娘。村一番の漁師の娘。
あたしは……ひとりで やってけるように ならなくちゃ。

オ オリガ……。

オリガーーー!!

トト!どうしてここに?

大丈夫?ごめんねパパが……。どうしても心配になって旅人さんについてきてたんだ。
オリガのパパ……なんだよね?ぼく約束する!大きくなってオリガのことはぼくが守る!

……トト。
お父さん。ぬしさまになって これまで助けてくれてたんだね。ありがとう。でも もう大丈夫だよ。

オリガ……。
いつまでも子供と思っていたがお前は私の思うよりずっと大人になっていたのだな……。
私のしていたことは すべて よけいなことだったようだ……。
オリガ……。私はお前の言葉を信じよう。
自分のちからで生きるお前を見守り続けよう。

オリガ……私は
いつもお前のそばに……


ナイン!果実が!

ナインは女神の果実を手に入れた!

ありがとう おにいちゃん。みんなのこと助けてくれて。
さあオリガ……かえろう?

…………うん。


こうして果実を取り戻したナインはオリガたちと共にツォの浜へと戻った。
そして夜があけた……。

ツォの浜

村長の家

あっ目がさめた?みんなのこと たすけてくれて ほんとにありがとう。
旅人さんは強いんだね。ぼく がんばって おとなになるよ。
そんでぼく旅人さんみたいになる。
オリガのこと守るんだ。ひとりぼっちになんかさせない。
オリガは強い子だってみんな言うけどでも女の子だもん。
そうだ。おにいちゃん おいでよ!今日から船が出るんだよ!


(村長)うーんうーん……オリガ……ぬしさま……どうかおゆるしを……。

村長さまったらずっとこの調子なんです。よっぽどショックだったんですね。


ぬしさまをお呼びするオリガのちからは消えたって村のやつらには話しておいたぜ。
村が完全にもとに戻るにはすこし時間がかかるかもしれない。
けどくさっても漁師の村さ。大昔から海と共に生きてきたんだ。なあに心配はいらないさ。

船着き場

きっとこれから色んなことがあるよ。海のこと浜のこといっぱいボクわかるようにならなくちゃ。
気をつけてね。たまにはこの浜に帰ってきてよね。それと……
オリガにも会ってあげて。今 浜辺で網を片づけてるから。

浜辺

あっ旅人さん!あの……ほんとうにありがとうございました。
どうなることかと思ったけど もうぬしさまは呼べないってこと みんなにも わかってもらえました。
お父さんがぬしさまだったなんて……この目で見たことなのに なんだか夢でも見てたみたい。
あの時ほんとは ぬしさまになった お父さんでもいいから もっと一緒にいれたらって考えちゃった。
でも……あんなのよくない。お父さんがかわいそうだもの。
あたしがんばりますよ!お父さんもお母さんも見守ってくれる。それにトトだっていてくれるもの!


浜ではまた漁を始めることになってあたしも船に乗せてもらえることになったんです。
けどすぐってわけにはいかなくて いまは あみの片づけかたを おしえてもらってるんです。
あたしがんばりますよ!お父さんもお母さんも見守ってくれる。それにトトだっていてくれるもの!


これでいいんじゃよ。このツォの浜はこのところ ちょっと おかしかったからの。
はたらかざるもの食うべからず……きっと死んだばあさんだって そう言うわい。

漁船

これから東の大陸まで行くけどあんたも乗ってくかい?

  • >はい

    よし来たっ!それじゃあ出航だ!!

  • >いいえ

    失念


それにしてもまさか人間の船にこうしてお世話になる日が来るなんてねー。
さあっ今度は新大陸!パッパとこの調子で果実を回収しちゃおうねナイン。
アタシもとっととテンチョーを見つけなきゃ。


さあ着いたぜ。ここが東の大陸。この船で来れるのはここまでさ。
世界中を自由に旅したいのなら自分の船でも持つことだな。
なんでも花の町サンマロウにはリッパな船があるらしいぜ。